株式会社トップス 代表取締役
近藤 尚己
2002年の会社設立から幅広いジャンルでエンタメグッズの企画・製造を行い、成長を続けるトップス。
現在のトップスを作り上げた「新しいことへのチャレンジ精神」を常に掲げる代表の思いとは。

20周年を迎えるにあたっての心境
「よくここまでやってこれたな」というのが率直な気持ちです。
当時はこの業界でサラリーマンとして働いていましたが、ちょうど40歳の時に独立してトップスを立ち上げました。それから20年経って、来年は僕も還暦を迎えると思うと感慨深いですね。
今だから「あっという間の20年」と思えますが、振り返ってみると色々なことがありました。
そのたびになんとか乗り越えて20周年を迎えられることは非常に嬉しく思います。
20年経営を続けてきた上でのトップスらしさやこだわり
「沢山の人と繋がり支え合って成立する仕事」という意識にはこだわりがありますね。
その上で、やっぱりうちの社員には仕事を好きになってほしいんですよ。
我々の仕事は、大事な仕入れ先様がいて、お客様がいてはじめて成り立ちます。
すでにカタログに載ってある商品をお客様に選んでもらうのではなく、常に新しい企画をご提案して買って頂くんですよね。1つのプロジェクトを通じて沢山の人が関わって、最終的にお客様にも仕入れ先様にも喜んで頂けるような仕事に繋がっていくんです。
そこに至るまでにはやっぱり多くの苦労も大変さもあります。
急なトラブルや、1人では解決できない問題が出てくることもあるんですよ。
そういう時には、社内全体で臨機応変にカバーし合ってうまく乗り越えてきました。
自分が担当する仕事以外でも積極的に協力して、「仲間と一緒に苦労する」ところ。
それが創業当時からずっと変わらないトップスらしさですね。
社員一人ひとりが少しでも仕事に楽しさを見出してくれれば、それがトップス全体の成長に繋がると思っています。
トップスが求める人物像
好奇心旺盛な人であれば、すぐに馴染めると思いますよ。
他にも世間の流行り廃りに敏感でミーハーな人や、明るい雰囲気が好きな人もいいですね。
仕事をする上で辛いことも多いので、逆に真面目すぎるとちょっとキツイかもしれません。
たとえば、仕事のミスをずっと引きずってしまったり、なかなか気持ちが切り替えられない人だと厳しいかと。
うちの会社では基本的に「失敗」がマイナスポイントになることはありません。
何か失敗したからといって評価が下がったりはしないので、とにかく貪欲に新しいことにチャレンジしていける人を求めています。

新しいことに対するチャレンジ精神のルーツ
トップスを起業した当時は他に社員もおらず、僕1人でした。
最初は1人でなんとかやっていましたが、やっぱりどんどんやることが増えていくんですよね。
徐々に1人では手が回らなくなって、人を少しずつ雇いながら今に至るんです。
僕は基本的に仕事を断ることが1番嫌なんですよ。
「忙しい」とか「手が回らない」とかの理由で断ることは絶対にしたくないですし、せっかくお声がけ頂いたお客様の要望には「100パーセント応えたい」という気持ちでここまでやってきました。
ただ、先方からの要望に単純に応えているだけでは当然すぐに飽きられてしまいます。
こちらからどんどん新しいことを提案していかないと、なかなか長期的な関係は続かないんですよね。
目の前の仕事だけではなく、次の仕事、その次の仕事にも繋げていくためには、色々なことにチャレンジしていく必要があったんです。
スーパーフレックス制・在宅ワーク制導入について
僕らの年代は「仕事は会社でするもの」というのがもちろん当たり前でした。
率直に言うと、それまでの働き方をガラッと変えることに対して最初は抵抗や不安もありましたね。
ただ、いざスーパーフレックス制を導入してみると、業績は落ちるどころか伸びていったんですよ。
むしろ効率が良いことが実感できたので、今は全く抵抗はありません。
うちの社員、特に若い世代の人たちはすごく誠実に働いてくれるので当初の心配も吹き飛びました。
何事も、まずはやってみないとわからないものですよね(笑)
仕事さえきちんとやってくれれば、あとは各々好きなように時間を有効活用してほしいです。

今後の展望について
今後やりたいことや新しい構想はまだまだ沢山あるんです。
その中には、今すでに仕掛け始めているプロジェクトもあります。
トップスには本当に優秀な社員が揃っているので、僕が手がけた新規事業もきちんと形にして実績を残してくれるんですよ。うちの社員たちが僕の後ろでしっかり守りを固めてくれる安心感があるので、やりたいことは次々溢れてきて尽きることがないですね。
コロナ禍で既存の生活様式や常識が一変したように、これからはさらに様々な面で変化の波が来ます。
そういう時代だからこそ、会社設立当時からずっと掲げている「チャレンジ精神」が、今後さらにトップスの武器になると信じています。
これからも、トップスにしかできないような斬新で面白い企画をどんどん立ち上げていきたいですね。
世の中の動きより「少し先の未来」を見据えて、新しいモノをいち早く目に見えるカタチにしていくのが目標です。